『古代史逍遥』dropout

古代史についてのホームページを運営しています。このブログでは、HPに載せられない事柄や、ちょっとした感想などを自由気ままに書いています。もしかするとその中に、真実が隠されているかもしれません(^J^)

畝傍山北麓・山本町の八幡神社は神八井耳命の墓所なのか?

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前の記事で書きましたが、

ここの由緒によれば、

かつては「八幡」ではなく、「八井神社」と称し、

祭神は神八井耳命だとされます。

日本書紀』の「命が崩御すると、畝傍山の北麓に葬られた。」という記事と

符合します。

 

神武天皇陵の西500m位の所に位置し、

住宅地に隣接した山林の中に鎮座しています。

住宅地が近いとはいえ、

道路からは鳥居も社殿も見えない奥まった所にある極めて小さい神社…

近隣の人でもその存在を知らない人も多いのではないかと思われます。

 

以前、橿原神宮と明日香方面へレンタカーで行ったときに、

近いことはわかっていたので、

付近まで行ってみましたが、

はっきり分からず、

道も狭く入り組んできたので、

レンタカーをどこかにうっかり擦ったりしてはいけないと思い、

断念しました。

今回は近鉄橿原線畝傍御陵前駅から歩くことにしました。

所要時間はおよそ20分というところ。

駅から西へ伸びる道を進むと、

畝傍山の東側に沿って走る道路に出ます。

左へ行けば橿原神宮ですが、

反対の右へ進むと

左手に神武天皇陵への入り口が見えるので、

そこを入ります。

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  神武天皇陵への道

 

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  なんだか杉の葉がやけにデカい! Σ(゚Д゚)

  やっぱり神武天皇だから

  何か違うのか?!

 

そして神武天皇陵が見えてくる。

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しかし、今日の目的は八井神社なので、

御陵の近くまでは行かずに、

このあたりでカクっと左へ折れて、

山道へ入ります。

 

山道の途中に「スズメバチ注意!!」の立て札があり、

ヒヤヒヤしながら通り抜けると、

視界が開けて、住宅などが見えてくる。

神社はもう近いはず…。

Googleマップ頼りに、

その指し示す辺りから、

左側に広がる山林内に入り込み少し進むと、

果たして鳥居が見えました。

Googleマップ感謝!

こういうときは役に立ちます。

時々、最短距離を表示してくれようというあまり

要らぬ近道が表示され、

かえってわかりづらい事がある。

最短でなくていい、ごく普通の分かりやすいルートを!!

 

しかしこの度は、Googleマップのお陰で、

スズメバチ危険地帯を通ったものの、

迷うことなく目的地に着けました(^◇^)

 

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  社号も見当らないひっそりとした境内。

 

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  わりと新しそうな拝殿。

 

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   拝殿と本殿の距離はかなり離れています。

 

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    本殿手前のこれは?

    変形石宮?陽石?

 

ここから北方を望めば、

多神社のある方角です。

神八井耳命が創始し、

祭祀を行った地を見守る位置に

山本町八幡神社が鎮座しています。

 

今では「八幡神社」と呼ばれ、山林に眠る八井神社。

かつての名称と、ご祭神の伝承が

これからも語り継がれることを祈ります。

 

 

古代史に関するホームページを作成中です。

こちらも参考にしてください。

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