『古代史逍遥』dropout

古代史についてのホームページを運営しています。このブログでは、HPに載せられない事柄や、ちょっとした感想などを自由気ままに書いています。もしかするとその中に、真実が隠されているかもしれません(^J^)

風神を訪ねて② 龍田大社

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☆御祭神についての考察☆

龍田大社の創始に関して

書かれている主な文献は

神社の風神祭祝詞の他に

もうひとつあります。

それは日本書紀

天武天皇の時代の事として、

「風神を龍田立野に祀り

、大忌神を広瀬河曲に

祀った」

との記述です。

 

崇神天皇の御代の事として

語られる祝詞については、

前の投稿で

神社のホームページを

引用して紹介しました。

 

さて、風神といえども

龍田大社では

その神々を

「天の御柱」「国の御柱」という

御神名でお祀りしています。

「級津彦命」と「級戸辺命」とは

言わないのです。

何故でしょうか?

境内摂社に

龍田比古命と龍田比売命を

祀る社があり、

それらの神々は龍田の地の

地主神だと言います。

その二柱の神と

区別するために

御祭神の名を天の御柱

したのでしょうか?

しかし、龍田比古命と龍田比売命が

風神と認識されているのかどうかは

分かりません。

 

それが今年のコロナウィルス騒動の

渦中にいて、

はたと思い当たったのです。

崇神天皇の時代に

龍田大社が創建された理由のひとつに

疫病がありました。

よくあるような

素朴な農業神として

祀られたのではなかった…

疫病退散を願うのに

何故風神なのか?

そして何故御柱なのか?

想像してみましょう。

風の柱とは

すなわち竜巻ではないのか?

見えない地上の禍を

巻き上げて天に持ち去ってくれる。

そんな願いが込められて

いるのではないか?

 

想像に過ぎませんが、

今年の春

伊豆方面で発生した

竜巻の映像を見て、

思いついたことを

書きました。

この竜巻では幸い

特に大きな被害は

なかったようです(^J^)

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  拝殿の柱に巻き付いた特徴的な注連縄

 

 

感染症の問題が起こって、

はや1年近くが経ちますが、

まだ収束の気配を見ません。

数年前からの

自然災害の増加。

崇神天皇の時代と現在。

もしかしたら

似ているのかもしれません (´・_・`)

 

 

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