『古代史逍遥』dropout

古代史についてのホームページを運営しています。このブログでは、HPに載せられない事柄や、ちょっとした感想などを自由気ままに書いています。もしかするとその中に、真実が隠されているかもしれません(^J^)

風神を訪ねて ③ 龍田大社(奈良県三郷町)

境内社を紹介します。

f:id:hikona2:20210111221906j:plain

f:id:hikona2:20210111222338j:plain

f:id:hikona2:20210111222444j:plain

       白龍大

 

f:id:hikona2:20210111222705j:plain

     龍田恵美須社

 

f:id:hikona2:20210111222937j:plain

f:id:hikona2:20210111223259j:plain

     三宝稲荷神社

     お礼の立札が微笑ましいですね

 

 

中でも白龍社が

印象に残りました。

ご由緒が興味深いですね。

一度姿を隠した白蛇が

別の池に白龍として現れて…

これは何を表しているのだろう?

江戸末期から明治時代にかけての話。

決して古い言い伝えではありません。

 

「2つの場所で

時をずらして

たまたま白蛇が発見された」

という事に過ぎないのかもしれません。

アオダイショウの

アルビノでしょうか?

しかし、

一度現れて姿を消した白蛇が

非常に重きを置かれて

人々が

長年心に留めていたという事実。

それが重要なのだと

思います。

白蛇は

色々な場面で神聖視され、

弁財天の遣いも白蛇ですね  (・┰・)

 

また蛇は龍にも通じ

龍神を祀る当社では

特に心を置かれたのかもしれません。

 

龍田大社ではありませんが、

この白龍社と並んで

興味深いのが

奈良県桜井市

等彌神社の黒龍社です。

あるご婦人が季節外れに

大きな黒蛇を見たことから

創建された境内社ですが、

その年代が

非常に新しいのに

驚かされます。

昭和32年の創建です。

f:id:hikona2:20210111225044j:plain

  黒龍社(奈良県桜井市・等彌神社境内)

    

 

蛇は縄文の昔から

畏れ崇められて来ましたが

時代が下がるにつれ

その神威は薄れて

仏教中心の考えからは

煩悩の象徴とされるに至ります。

現代では

悲しいかな

蛇を気味悪がる人が多く

蛇好きの私としては至極残念 (´•ω•`)

ネズミを食べてくれるといった

実益が薄れてしまった影響も

あるのでしょう。

 

毒を持つ種類もいるので

用心するのは正しい反応だとは

思いますが、

誤解から嫌う人も多いと思うので、

2、3弁明したいと思いまーす。

① 蛇はヌルヌルしていると

思っている人がいるかもしれませんが、

ヌルヌルしていません。

スベスベです。

ちっとも気持ちの悪い感触では

ないですよ (^J^)

②  蛇は自ら人間を襲いません。

噛み付くというのは、

驚いた場合の防衛です。

危険を察知するとまず逃げるので、

草むらを歩く時などは

棒で前を叩きながら歩き、

警告を与えて

先に逃がしてあげましょう。

そして、出来れば長靴等をはいて

万が一噛まれても

大禍が無いようにしたいです。

 

不注意から噛まれてしまって

蛇が悪者になっては

申し訳ないので、

草深い片田舎の神社に

行くことも多い私は

いつも車に長靴を積んでいます。

蛇対策以外にも

これが時々

役に立つんですね〜 (^-^)V

 

自ら対策をせず

都合の悪いものは

排除するという考えは

改めるべき時代が

来ていると思います。

畑の害虫対策で

こんな話を

聞いたことがあります。

退治するのではなく

エサを与えるのだと…

確か畑の一画に

食べられても良い部分を作るとか…

都合よくそこで食べてくれるのかは

わかりませんが…

考え方としては好きだなぁ (•ө•)♡

 

話が逸れましたが、

中世に煩悩の象徴とされ、

気味悪がる人が多い現代においても、

人々の心底には

蛇信仰が隠れているように

思います。

龍神様Loveの人々の多さ!!

また、

蛇を怖がる人とは対照的に

ガチで爬虫類好きの人が

多くいるのも事実。

またまた余談ですが、

上野動物園の爬虫類館が

面白いです。

爬虫類好きが面白がるのは

当たり前ですが、

ここでは人間がまた

面白いのです。

 

見ている人が

尋常でなく熱心に見ている!

それもそうですよね。

ここは爬虫類好きの人しか

来ないのです。

通りがかりに何となく見るのではなく

わざわざ入る人達なのです。

私もその1人でしたが、

私が行った時は

画帳を出して

熱心にスケッチしている人まで

いました。

 

まあ、一般に誤解されがちな

爬虫類と虫に関しては

知って欲しいことがたくさんあるので

ついつい長くなってしまいましたよ。

申し訳ありません

m(_ _)m

 

 

古代史に関するホームページを作成中です。

こちらもよろしくお願いします。

http://https//iniparu.jimdofree.com